【10代の過ごし方が将来を決める】

今回は学生と妊活というテーマで
お伝えさせていただきます。

「学生と妊活なんて関係ない」 

「妊活は妊娠したい人がするもの」  

そんな風に思われる方が
多いのではないでしょうか。

でも実は妊活というのは
子どもの時からの積み重ねが
大切なんですね。

日本は世界一の不妊大国と言われています
それは学生の健康問題も多く関係しています。

例えば月経トラブル。

初経は平均12歳程度と言われていますので、

小学校高学年から中学校で迎えることが多いということになります。
 

そこから人生において

450~500回の月経を経験する

と言われています。
※ちなみに 50年前は50回程度だったと言われています。

これをまとめると
人生において約6年間も生理と向き合いうことになります。

さまざまな背景により回数が増加しているので
月経トラブルを含めた婦人科系の疾患はどうしても増加してしまいます。  

その結果、最近では生理痛や生理不順などの
問題を抱えている学生も増加傾向です。

特に生理痛については中学、高校、大学の
どの年代でデータをとっても「生理痛がある」 と
回答する学生が全体の80%を超えているものがほとんどです。

これ自体も問題ですが、本当に大きな問題はここではなく、

「生理痛や生理不順があるの が当たり前」と思っている
学生がほとんどであるという点です。

この誤った考え方が浸透していることで当たり前のように薬に頼る学生が増加しています。

薬を使うことに良い悪いという
ジャッジはありません。 
 

ただ正しい知識を持っていれば
選択肢が生まれます。

月経トラブルが当たり前でないと知っていれば

人生において450~500回、約6年間も
月経と向き合うということを知っていれば
 
今の過ごし方が将来に影響すると知っていれば
 「薬を飲めば良い」という
選択肢にはならないかもしれません。

では、そもそも月経とはなんのためにあるのでしょうか。

それは「妊娠の準備」をしているのです。  

月経周期の中で卵を育て、子宮内膜を厚く、柔らかくしていく。
着床しなければそれらを 全て排泄して、次の準備を始める。

この繰り返しが月経なのです。

言い換えればホテルのベッドメイキングと同じです。

宿泊者を迎えるために最高の環境を作り
次の方を迎えるためにまたベッドメイキングをしますよね。

これと同様のことが月経のサイクルの中で起こっているのです。
 

そう考えると「生理痛」とは
「月経がうまくいっていませんよー」
という合図なわけです。

つまり妊娠の準備ができていないということです。

学生のうちからこの状態にあるということは、
婦人科系の疾患に繋がる可能性があるだけでなく
将来の不妊に繋がることがイメージできるのではないでしょうか。

さらに学生のうちに無理なダイエットをしたり、
食習慣の乱れがあったりするとこれらを助長させます。

栄養が足りないことで身体の正常な成長を妨げたり
女性ホルモンの材料を捻出できず
無月経になってしまうこともあります。

学生だから関係ないではなく
学生のときからの積み重ねが大切なのです。 

まずは保護者を含めた子どもに関わる大人が正しい知識を知り
子どもに選択肢を与えることができるようになることが大切です。

そして健康な命を繋ぎ続けるための1歩を踏み出しましょう。

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