子どもに自信をつけさせる子育て術

こんにちは!

元保育士、資格取得講師の倉まり子です!

子どもに自信を付けさせたい、

すぐに諦めない子どもになって欲しい、

そう思っているママさんもいらっしゃるのではないでしょうか。



どうやって良いか分からない、何て言葉がけをしたら良いか分からない。

そんな悩みを解決する方法をお伝えしていきます。



目次

子どもに厳しく接しても良いですか?

答えは○です。

その理由をお伝えしていきます。


私は、元保育士です。

皆さんは、保育士と聞いてどんなイメージを持っていますか?




優しい、面倒見が良い、子ども好き。

世間の保育士のイメージは、大体こんな感じだと思います。



私は、そのイメージとは、真逆の保育士でした。

優しい、ではなく厳しい保育士として、子ども達には映っていたと思います。



私は、0歳児の乳児から年長クラスの6歳児まで100人以上の子ども達と接してきました。

運動会やお遊戯会の練習時、



日々の保育の活動で私が心掛けていたのは

「必ずこの子は出来る」と信じることです。




私は、いつも何かに取り組む時、

子どもの年齢のレベルの倍のレベルのことに挑戦させていました。

中でも印象的だった出来事が2つあります。




1つ目は3歳から5歳児23人のクラスの主担任を受け持った時のことです。

クラス編成は、3歳・4歳児が7人ずつ、5歳児が9人の23人1クラスでした。



ある年の運動会のダンスの練習をする際の出来事です。

私は、クラスを4つのグループに分け




4つの小円→対角線→円型→V字型

といった複雑な隊形移動を入れ込みました。




当時の体育教室をしてくれた先生から

「3歳児もいる中で、これは厳しいのではないか」と言われました。





しかし、私は

「いや、必ず成功させます」と言い切り練習に励んでいました。





最初は、子ども達も動きが分からない、集中力が続かないため、

練習に身が入っていないことが多かったです。

「先生出来ん」「難しい」そう言う子どももいました。




それでも私が子どもにかけ続けた言葉は

「絶対出来る」「自分を信じなさい」

というものでした。




毎日、9時30分から1時間練習し続けました。

他のクラスが外遊びをして、楽しそうな声が聞こえてきていても

止めずにずっと続けていました。




何度も立ち位置、動き方、

振り付けの見本を見せたり、図で説明してきました。




給食時には必ずダンスで使う曲をエンドレスで流し

頭の中でイメージトレーニングをするように言っていました。




最初は練習を「やらされている」と感じている子どももいました。




「もう嫌だ」「疲れた」「お外に行きたい」と言う子もいました。

それでも私は「まだ出来る」「今のままで本番でるの?」




「ママとパパに凄いねって言われたいんやないと?」

もう止めるの?出来んって諦めると?」そう鼓舞し続けました。




何でそこまでして、難しい事をさせるのか。

もっと子どもらしく伸び伸びと。

そう思う方も、いらっしゃるかもしれません。




優しくするのは簡単です。

手を差し伸べることも簡単です。




私があえて難しい事をさせていたのは

心を鬼にして、あえて厳しくし続けたのは




「出来なかったことが出来た」

その体験をして欲しかったからです。




毎日、練習し続けた結果、見事に本番では、

誰もミスすることなく完璧な隊形移動とダンスをすることが出来





翌日に感想を聞くと

「ママとパパにたくさん褒められた」「よく頑張ったねって褒められた」

と凄く嬉しそうに話していたことを今でも覚えています。





2つ目の思い出深い体験は

保育士として最後の1年を過ごした時に受け持った

2歳児クラスの日常の保育での出来事です。





そのクラスは2歳児8人のクラスでした。

園に子ども用のハードルが2種類あり





1つは箱ティッシュを縦に立てたくらいの高さ、

もう1つは、こぶし3つ分くらいの高さのものでした。





私は、この2種類のハードルを全員が跳べるようにすることを目標に

子ども達と練習していました。





月齢差が大きく、4月5月生まれの子どもは

すぐにどちらも跳べるようになりましたが





2月3月生まれの子どもや運動が苦手な子どもは、

中々跳べるようにならず苦戦していました。





最初は、怖がったり、出来ないと言って跳ぼうとしない子どもが多かったです。

そんな子どもに対して、私は何度も跳び方を見せ、

「出来るよ」「跳べるよ」と言葉で励まし続けました。




中々跳ぼうとしない子もいました。

しかし、私は一切、手を貸しませんでした。




「もう止めとく?」「跳ばないなら、もう片付けようか」と聞くと、

泣きながら「嫌だ」と訴えました。




その子の中には、跳びたいけど跳べない

そんな葛藤があったはずです。




その葛藤に打ち勝たない限り、

前には進めない事を、私は学んでほしかった。




自分で跳ぼうとしない限り、何も始まらない。

そう思い、心を鬼にして接していました。




私が助けてくれないと分かると2歳児でも、

自分で何とかしようとします。




コケながら、時にはハードルを倒しながらも

前に進もうとするのです。




そうやって練習していく内に、段々跳べるようになり、

結果的に全員跳べるようになりました。




何も2歳児に、そんな厳しくしなくても。

そうかもしれません。

そう思う方が圧倒的に多数でしょう。




しかし、出来なかったことが出来た時の子ども達の表情は、

何よりも輝いています。

その経験が、次の挑戦に繋がるのです。




出来ないならやらなくても良い

無理して続けなくても良い

そんな難しい事は、今しなくても良い。




確かにそうかもしれません。




私が保育士生活を6年してきて、断言できるのは

厳しさは自信に繋がるということです。




中々褒めない事で有名な私でしたが、

全員が出来るようになった時は、

全員を泣きながら思い切り抱きしめました。




よく頑張った、よく付いてきてくれた。

泣きながらもコケながらも、よく諦めなかった。




そう思い、私は子ども達を褒めました。

その時の嬉しそうな恥ずかしそうな子ども達の表情は、

忘れられない思い出です。


自信とは

自信とは自分を信じると書きます。




うちの子、自信がなくて。チャレンジ精神がなくて。

そういう保護者の悩みも、よく聞かれました。




自分で出来た、という経験が、次の意欲を駆り立たせます。

何も大きなことではなくて良いんです。




これまで出来なかった小さなこと、でも少し勇気が必要なこと。

少し難しい事。




手を貸すのではなく、言葉で励ますこと。

出来るよ、大丈夫だよ。




自分を信じて1歩踏み出せた時に、「自信」が生まれます。

少し時間がかかるかもしれません。

心を鬼にすることも難しいかもしれません。




子どもには厳しくしない方が良い。

子どもには優しく接しましょう。



そういう人もいます。

確かに間違いではありません。




厳しくしたら、子どもから嫌われるのではないか。

不安に思う気持ちもあるでしょう。




自信は誰かが与えてくれるものではありません。

自分で掴み取るものです。




そのために、どうするべきか。

何をしたら良いのか。




私も保育士時代に悩んだことがありました。

本当にここまでする必要があるのだろうか、

求めるレベルが高すぎたのだろうか。




しかし、その答えは、子ども達が持っていました。




無理だと、難しいと言われたことが出来た時、

私のやり方は間違っていなかったと。

子ども達を信じてきて良かったと思えた瞬間でした。




自信を持たせる方法は

少し難しい事を自力でやらせること。

その時は、あえて厳しく接すること。




途中で不安に駆られることもあるでしょう。

でも大丈夫です、答えは子ども自身が持っています。




今回は「自信の持たせ方」について

私の体験談も含めてお伝えしてきました。




私の経験と知識を活かして

子育てのヒントを今後もお伝えしていきます。




次回のテーマは、「話し上手になる方法」です。

うちの子、発表が苦手、人前が苦手。




そんな悩みを抱えていませんか?

どうやったら人前でも堂々とできるのか。




その秘訣をお伝えしていきます。

是非、次回もお楽しみに。

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