子どもに自分の意見を言えるようにする子育て術

倉まり子


こんにちは!
元保育士、資格取得講師の倉まり子です!




子ども自身の言葉で意見や考えを言えるようになって欲しい。

でも人前に出たら縮こまってしまったり、か細い声になってしまったり
あるいは緊張して何も言えなくなってしまう…



どうやったら、人前でも臆せずに自分の意見を言えるようになるのだろうか。

そんな悩みを解決する方法をお伝えしていきます。

目次

子どもに具体的な意見を求めても良いの?


答えは○です。

その理由をお伝えしていきます。





私は保育士時代に、
自分の受け持ったクラスの子ども達に何か活動するたびに
発表の場を必ず設けていました。



絵を描いた後、絵本を読んだ後など。



前に出て自分が印象に残ったところ、
どういう思いで、その絵を描いたのか
など事細かに説明を求めていました。



最後に受け持った担任は2歳児クラスでしたが
2歳児でも、何を書いたのか、なぜそれを書いたのか
書いてみてどうだったかなど



こちらが尋ねる前に
自ら言えるように「人への伝え方」について教えてきました。



最初は、もちろん発表はグダグダです。




ポカーンとしている子や、モジモジしてしまう子
普段は大きな声で話す子供も
人前に出た瞬間黙り込んでしまう子どもも多いです。



それでも毎回毎回
こうやって発表したら良いよ、もっとこうしたら良いなど
アドバイスをすることで



子どもなりに理解をしていき
少しずつ発表にも慣れてきて
堂々と振る舞うことが出来るのです。




もちろん、その子自身の性格などもありますが
ほとんどの子どもは
自分が何を言ったら良いのか何度も繰り返すうちに分かってくるので
緊張なく発表することができるようになります。




子どもが何かを伝えようとしている時
子どもの話す内容が重要なように感じますが
実は大人の反応が最も重要です。





子どもの話した内容について
具体性を最初は引き出す必要があります。




「それでどう思ったの?」
「次はどんな風にしたいの?」
「もっと詳しく話したら、どんな風になる?」など。




家庭で親子で過ごす際
中々1対1で発表の場などない
と思われるかもしれませんが、作れば良いのです。





機会はいくらでもあります。





インタビュー形式で
遊び感覚で玩具のマイクでも何でも良いです。




子どもが誰かに伝えることを楽しめるようにする場を設けてあげるのが
大人の役割です。




大人もそうですが、子どももある一定のレベルに到達するには
何度も繰り返すことが必要です。
要するに慣れる必要があるわけです。



「今日保育園(あるいは幼稚園)楽しかった?」
この質問に、子どもは、どう答えるでしょう。




「楽しかった」だけで終わるのか。

「今日は、○○と△△をして、××ちゃんと遊んだから楽しかった。○ちゃんとは、△の遊びをして…」

など止めどなく言葉を紡ぐことが出来たら
それは具体的に話す楽しみを子ども自らが獲得していることになります。




それでも、大勢の前で何かを発表することは、緊張するものです。
大人でも緊張するのですから。





緊張している場合は
「いつもママに(あるいはパパに)話すように話してごらん」
とアドバイスをするのも1つの手です。





発表は、学校や園でしか出来ない
と思っていたら大きな間違いです。




子どもが、何かを得る時の機会は
先ほどもお伝えしたように大人が作るものです。




どうしても、子どもがシャイで…
と悩んでいる方がいらっしゃったら
発表ごっこを是非取り入れてみてはいかがでしょうか。





少しずつですが、効果は表れます。





まとめ



最初から、何でも完璧に出来る子どもは
いません。




子どもが何か成長できるきっかけが、あるなら
そのきっかけを逃さずにいて欲しいです。




しかし、どうしても私たち大人は、

まだこの年齢では無理。
まだ、この子には難しいかもしれない。




そう勝手に決めてしまっているところが多いように思います。

ステレオタイプ、固定観念に捕らわれていませんか?






子どもは、思っている以上に、力を秘めています。






子どもの成長を見守るだけではなく、

引き出すことも私たち大人のやるべきことです。






今まで出来なかったことが出来るようになった時
きっと子ども自身が1番驚き喜び
自信になるものだと確信しています。






その力に少しでも私がなれるのなら
そんな嬉しい事はありません。





今回は「人前で堂々と自分の意見を言う方法」について
私の体験談も含めてお伝えしてきました。





私の経験と知識を活かして
子育てのヒントを今後もお伝えしていきます。






次回のテーマは
「指示待ち人間にならない方法」です。





うちの子、こっちが言うまで中々自分で動いてくれなくて…

そんな悩みを抱えていませんか?






どうやったら自ら行動に移せるようになるのか。







その秘訣をお伝えしていきます。

是非、次回もお楽しみに。



倉まり子

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