ヒッポファミリークラブでは、赤ちゃんのようにいくつものことば(多言語)を自然に身につけることを楽しんでいます。
その赤ちゃんを観察しようと1歳になったばかりの娘を見ていると、赤ちゃんは真似っこが本当に上手だと感心するばかり。
私が「すごいね!」と拍手すると娘もニッコリして
手をパチパチするし、頭やお腹にチュッチュッとキスするとケラケラ笑いながら私の口元をじっと見て同じようにチュッチュッと音を鳴らす。

私が首をかしげると同じ方向に首をかしげてニコニコ。
まだ出せる音はそう多くはなく、「あっぱー」「あっぶまーぶー」「あだーだー」といった音をよく出している中で、
7歳のお兄ちゃんが「あらあら」と言えば娘も「あだあだ」。
手を洗って私が「はい、パッパッ」と言えば娘も「あっぱっぱ」。
周りの音をよく聞いて、光景をよく見て、とっても上手に真似っこするんです。
高校生の頃にヒッポファミリークラブのプログラムで留学したフランスでも、
最初は何も分からない中でとにかく周りの真似をしていたことを思い出します。
ホストシスターみたいに«Tu sais quoi ? (「ねえ聞いて」)»と言ってから話し始めてみたり、
周りの友達の真似をして«C’est trop bien ! (「超いい」みたいな若者言葉)»と言うようになったら
ホストパパに«Non, c’est “très” bien (「とてもいい」という正しい表現)»と直されたり(笑)、
いつの間にかホストパパの口癖が移っていたり。
周りの言葉を丸ごともらって自分のものにしながら話せるようになっていったのでした。
今、7歳の息子も、今日は娘がお昼寝しなくて大変だったと言う私に対して夫と全く同じ口調で「かわいそうに…」と言ってくれます(笑)。
これからも子供たち2人がどんな風に話せるようになっていくのかを楽しんでいきたいです。
(京都市在住 30代)

