自分の頭で考えられるようになる子育てとは?

こんにちは!
元保育士、資格取得講師の倉まり子です!


子育てで、こんな悩みを抱えていませんか?




ついつい、次にやることに口出ししてしまう…

私の子育て、もしかして過保護なんだろうか…

どうやったら、自分で考え言われる前に動けるようになってくれるんだろうか…




そんな悩みを解決する方法をお伝えしていきます。

目次

子どもにアドバイスをしても良いですか?



答えは△です。


その理由をお伝えしていきます。



私は保育士時代に、言っていた口癖がありました。
それは


「自分の頭で考えてごらん」



大体、保育園では、毎週金曜日に持ち帰るものがあります。

スモックや上靴、エプロンなどなど。




週末にお洗濯をしてもらい、月曜日に持ってきてもらう

という形を取っている保育園(幼稚園)も多いのではないでしょうか。




私は、幼児クラス(3歳から5歳)の担任をする機会が多く

そのくらいの年齢の子ども達は

自分のことは、ほとんど自分で出来るようになっています。




そのため、私は

いつも多くの事を口に出しませんでした。




毎朝、今日の日付と曜日を確認するに留め

金曜日だからと言って




「今日はエプロンとスモック、上靴を持ち帰る日です」

なんて事は4月当初は言っても

それ以降は何も言いませんでした。




最初は、私が何も言わないため

園に忘れて帰る子どももいました。





そういう時は、決まってこう言っていました。

「これは、いつ持って帰るものなの?」





子ども達は、ちゃんと分かっています。




しかし、きっと先生が教えてくれるだろう

きっと先生が何とかしてくれるだろう

となって自分で動こうとしなかった結果、忘れてしまう。





私が何も教えてくれないことが分かると

朝、「今日は〇月〇日金曜日です。」と言っただけで




子どもの方から

「今日持って帰らなきゃ!」という声が聞こえ

私が何も言わなくても自分で動くようになっていました。




何も、金曜日の荷物の持ち帰りの時だけではなく

遊びの時もそうでした。





難しいパズルや遊びをしている時

「先生分からん」

「これ、どうすると?」




と聞いてくる子どもも多かったです。




そんな時は、すぐに答えを伝えず

「自分で考えてごらん。」

「他の方法を試してごらん」

そう言って、自分で考えるということを習慣付けていました。



そうすることで、すぐに諦めていた子どもが

こうしたら良いかな、あぁしたら良いかな

と子どもなりに頭を使って考え始めるのです。




次は、こうしたら良いよ

今日は金曜日だから、持って帰るものがあるよ




そうやって、子どもの次の行動を示してあげることは

確かに優しいことなのかもしれません。




恐らく、この記事を読んでいる方々の中に

こんな保育士大丈夫か

ちょっと厳しすぎないか




と思われている方も

もしかしたら、いらっしゃるかもしれません。




指示待ち人間になってしまうのは

こちらが先に答えを常に示してしまうから

です。




子どもにとっては、とてもありがたいですし

何も考えなくても答えが、どんどん出てくるので

そんな楽なことは、ありません。




子どもに必要なのは




答えではなく
自分で考える機会を与えること





です。




こういうことをいうと

大抵の人は




いやいやいや

うちの子どもに、そんなの無理ですよ




いやいやいや

そんな時間ないですよ

1日中バタバタなんですから




こちらが、次の指示を出した方が早いです




というようなことを言う人がいます。

確かにそうかもしれません。




子どもが全然動いてくれない

と悩むのは




今まで、子どもに考えさせる機会を与えてこず

自らの手で奪ってきた代償なのかもしれません。




これは、今日明日にできることではありません。

何度も繰り返すうちに出来るようになるものです。




基本的に、人が身につけられる能力の中で

すぐに身につけられるものなど

ほぼない、と思ってもらって良いと思います。





要するに慣れる必要があるわけです。

それが当たり前になっている、という状態がベストです。

まとめ




もしかしたら、私は子どもにとって、子どもから見て

とても厳しい先生だったのかもしれません。




助けを求めても、助けてくれない。

自分で考えてごらんと言われる。




先生が何も言ってくれなかったから

持って帰らなければいけないものを持って帰れず

そのまま置いてきてしまった。





そう思っていた子どもも

もしかしたら、いたのかもしれません。




私は、子どもに指し示してあげられるのは




次の行動ではなく

どう生きていくのか。




どうやって、この世の中を歩いていくのか。




それだと思っています。




まだ未就学児に

そんなことを教えても意味がない。

いずれ嫌でも体験するし、自分で考える時が来る。





そうです。

もちろんそうです。





しかし、その極意、その基本である

「自分で考える力」





というものは、幼い頃から身につけておいて

マイナスではないはずです。




次に何をしたら良いか分からない。

これで良いのか分からない。





自分の選択や意思に自信がなかったり




人からの指示を受けないと何もできない大人が

本当に多いように感じます。






自分の選択に自信を持ち

自分の信じた道に進む





少し大げさかもしれませんが

私が子どもたちに伝えたかった根底は

これです。





子どもの機会を奪っているのは

いつだって私たち大人です




いきなりは、難しいかもしれません。




何かに失敗してしまった時

「次は、どうしたら良いと思う?」





何かを運ぼうとしている時

「どうやったら早く運べると思う?」





こんな風に、日ごろから

自分で考える機会はいくらでも作れます。





どうしたら良いのか

どうやったら、今より良くなるのか





そうやって考えられる子どもは

必ず大人になって大成します。






1つでも良いので

日々の中で、こういった質問を

子どもに投げかけてみてはいかがでしょうか。






今回は「自分の頭で考えて動けるようになる方法」について

私の体験談も含めてお伝えしてきました。







私の経験と知識を活かして

子育てのヒントを今後もお伝えしていきます。






次回のテーマは

「厳しいママ(パパ)は嫌われる?」です。





厳しい親って、どんなイメージがありますか?

果たして厳しい親は子どもから嫌われてしまうのでしょうか。






もしかしたら、私って厳しい親なのだろうか…

そう悩んでいる方もいらっしゃるかもしれませんね。






そんな方には、是非読んで頂きたいと思います。






是非、次回もお楽しみに。


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