醍醐渡辺クリニックのドクターに伺いました-_2024004

醍醐渡辺クリニックインタビュー醍醐渡辺クリニックインタビュー

醍醐渡辺クリニックは、女性の体のホームドクターとして、思春期から老年期まで女性に寄り添って50余年。
今回は「産後の産婦人科のかかり方」についてお答えいたします。


ドクター紹介

石川医師
産婦人科診療全般に携わっていますが、不妊センター長として不妊治療に注力しています。治療の進歩で従来は難しかった妊娠も可能になりましたが、現実は40歳以降は治療が難しく、妊娠希望なら早めの治療開始をお勧めします。
経歴:滋賀医大卒後、大学院と農学部畜産科で「着床」に関する研究をし関連病院を経て19年前に着任。
趣味:水泳、ドライブ
好きな食べ物:そば
苦手な食べ物:すっぱい食べ物


出産が終わってから、まったく産婦人科を受診していません。産後に産婦人科にかかるべき時はどんな時でしょうか?

 産後しばらくは赤ちゃんのお世話に手を取られ、とてもご自身の婦人科検診を考える余裕の持ちにくい時期かと思います。出産後の健診、いわゆる一か月健診をすまされると、当面の間は産婦人科から足が遠のく方が多いのが現状です。産後は授乳の影響もあり、しばらく月経も始まりませんので、子宮や卵巣は比較的落ち着いた状態にありますが、下腹部の痛みやかゆみ・異常出血(月経以外の出血・月経時の出血量の増加)など気になる症状があればその都度受診していただけたらと思います。症状がなくても、知らない間に病気が進行している可能性はだれにでもありますので、出産を機に産婦人科を卒業するのではなく定期的に婦人科検診を受けることをお勧めします。産後の方でしたら、妊娠中の妊婦健診と産後の1か月健診で一通りの婦人科診察はすまされていますので、出産後1年をめどに、お子さんの満1歳の誕生日が近づくのを機会に一度婦人科の受診を考えてみてはいかがでしょうか。

婦人科系の健康診断(婦人科検診)は必要ですか? 婦人科検診の内容と頻度について教えて下さい。

 婦人科検診ではおもに膣や子宮・卵巣とその周辺を中心に診察を行います。当院の婦人科検診ではまず膣内のおりものの状態をみて炎症などがないか確認します。次に子宮頸がんの検診を行います。子宮頸がん検診では膣の奥にある子宮の入り口(子宮頚部)の細胞を樹脂製のブラシでこすり取り、顕微鏡検査で異常がないか調べます。痛みはほとんどありませんのでご安心ください。最後に触診や超音波検査装置をもちいて子宮筋腫や子宮内膜症・卵巣嚢腫などのはれものがないか調べます。超音波検査では、子宮体がんの発生母地である子宮内膜に乱れがないか調べることもできますので、健診の際に併せて検査されることをお勧めしています。ご希望があれば性感染症の検査を行うこともできます。産後1年の検査で異常が見つからなければ、その後は気になる症状がない限りは年1度のペースで婦人科検診を受けておけば安心かと思います。乳がん検診については婦人科施設では行ってないことが多いので、乳腺クリニックでの受診をお勧めします。

婦人科系の病気の予防法はありますか?

どんな病気でも同じこととは思いますが、栄養や休息をしっかりと確保することで免疫力を高め、体のリズムを乱さないようにすることが病気の予防の基本かと思います。性感染症については、清潔を保つことを心掛け、不衛生な性行為をしないようにすればある程度は予防が可能でしょう。性交の際にコンドームを使用することも性感染症の予防として有効です。子宮筋腫や子宮内膜症・卵巣嚢腫などは予防できるものではありませんので、定期的な診察を受けて早期発見に努めることが重要です。病気の発生は防げなくても症状や進行を抑える手立てはありますので、年に一度は婦人科検診を受けてください。子宮頸がんについてはウイルス(ひとパピローマウイルス)が原因であることが明らかとなり、ウイルスの感染を防ぐワクチンが開発され予防が可能となりました。残念ながら諸般の事情により十分に普及しているとは言えないのが現状ですが、がんの予防法としては大変有効な方法ですので、ぜひワクチン接種を検討してください。子宮頸がんはがんになる前の前がん状態から早期発見ができる数少ないがんの一つです。早期発見ができれば子宮をとらずに完治することも可能ですので、是非とも定期的(1~2年に一度)に子宮がん検診(婦人科検診)を受けてください。予防と同時に早期発見も重要です。


今回のお話しはいかがでしたか? 
妊娠・出産その他、受診されたい方は、醍醐渡辺クリニックまでお問い合わせください。


醍醐渡辺クリニック

075-571-0226
京都市伏見区醍醐高畑町30-15
地下鉄醍醐駅1番出口より南へすぐ
https://www.d-w-c.jp/

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次