井上 幸代先生/墨染駅教室 2023年9月新規開設
三人の子どもに恵まれ、産休や育休をフル活用して企業で働いてきました。仕事と育児の両立は大変です。私の場合は第三子を出産してから、気持ちに余裕がなくなりました。それが伝わったのか、あまり笑顔を見せなくなった子どもたちの姿に「今は子どもとの時間を一番に考える時期」と気づき、働き方を考え直す決心をしました。これからは「くもんの先生」として、わが子だけでなく、すべての子どもたちと共に、私も成長していきたいとわくわくしています。
働き方の選択肢として心ひかれた「くもんの先生」
Q.KUMONとの出合いは?
- 井上先生:
- KUMONという名前は以前から知っていましたが、関わったのは、長女が公文式教室へ通い始めてからです。
驚いたのは、先生が若くて、親しみやすかったこと。それまでは「くもんの先生=ベテランのお母さん」というイメージだったので意外でした。
若い先生も頑張っていると知って、くもんの先生という仕事に興味が湧きました。育休中でもあり、「子育てと両立させやすい仕事かもしれない」と感じて、説明会にも行きました。でも、勤めていた会社でまだまだ頑張りたい気持ちが強く、自営業を始める勇気もなかったので、転身を具体的に考えるには至りませんでした。
わが子とのふれあいを最優先に考えた決断
Q.転身のきっかけは?
- 井上先生:
- 会社勤めをしながら第三子を出産。三度目の育児休暇のあと仕事に復帰しました。帰宅後は、家事や子どもたちの翌日の準備に追われる毎日。夜中にパソコンを開いて仕事をする日もありました。自分で選んだ生活ですが、いま振り返ると、疲れて気持ちに余裕がなくなり、それが子どもに伝わっていたように思います。子どもたちを笑顔にしてあげられていないな、と感じていました。
子どもたちと過ごす時間を増やして、家族がいつも笑顔でいられるようにしたい。同時に、何か仕事をして社会の役にも立ちたい。欲張りですけど(笑)、そういう生活や働き方をイメージした時に「くもんの先生」が再浮上して、チャレンジしてみようと決心。夫も快く背中を押してくれました。
会社を退職して、改めてKUMONの門を叩き、指導者研修を受けました。その後は、教室の物件探し、チラシ配りなど、本部の社員の方々のアドバイスのおかげでスムーズに準備を進めることができました。
素晴らしい出会いに感謝
Q.スタートした今の思いは?
- 井上先生:
- 子どもたちの性格や言葉の受け取り方は、一人ひとり違います。同じ教材にチャレンジしていても、どういう声掛けがやる気につながるかも十人十色。そこは難しいですが、やりがいでもあります。褒めると、みんなすごくうれしそうに笑顔を返してくれる。その笑顔に癒されています。長女(小4)、次女(年長)、長男(3歳)も、学校や保育園から教室にやってきます。母親が働く空間で一緒に過ごせるのは、ありがたいなと思います。
くもんの先生になろうと決めてから、新しい出会いが多くて、本当に楽しいです。生徒や保護者、教室スタッフ、本部の社員の方々、大家さん、チラシを置いてくださった商店街の人など、皆さんに助けられて今、ここに立つことができたと思っています。感謝しかありません。
「第二のおうち」をめざして
Q.どんな教室にしたい?
- 井上先生:
- 子どもたちが「ただいま」って笑顔で通って来る場所になればうれしいです。まずは私から「おかえり」と迎えるようにしています。「第二のおうち」と思ってもらえるような、落ち着いて勉強できる雰囲気をつくっていきたいです。
Q.生徒に伝えたいことは?
- 井上先生:
- 前の仕事で、世の中の動き、情報を敏感にキャッチして理解し、仕事につなげていく大切さを学びました。問題解決能力はどんな仕事でも、私生活においても大切です。いくつになっても勉強。だからこそ、公文式で勉強の習慣を身につけることは人生において強みになると考スています。
わが子も含めてすべての子どもたちに、「困難な状況に陥ってもあきらめず、解決策を考える姿勢をもったバイタリティーのある人」になってほしい。
近くの教室を訪ねたり、先輩の先生たちに教わったりしながら、指導のスキルはもちろん、私自身の人間力を磨きたい。子どもたちと一緒に成長していけたらいいなと思っています。
公文教育研究会 京都ブランチ
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